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当社の強み

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天山石とは

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天山石の模様

天山石の特徴

天山石は九州を代表する御影石で、一般的には白系の御影石として紹介されがちです。
ですがその色はよく見ると全体的に青みを帯び白系の石の中でも色に深みがある御影石となっています。
またごく稀にきれいなピンク色の模様、白や黒の流れるような模様がある石も採掘されており、
すべての原石において唯一無二の存在となっています。

多くの御影石は大きな岩盤から採石されておりますが、天山石は山の地中に眠っている
大小さまざまな玉石から採石されております。
そのため、綺麗な六面体のブロック取りが比較的しやすい岩盤石とは違い、採石の仕方も複雑だったり
様々な重機や技術を必要とします。

天山石の採石場所

採石場から見る東背振山脈

採石場の風景

 

天山石は佐賀県唐津市七山の山頂付近に分布する様々な方向に折り重なった玉石の群から採石されています。
採石場は標高が約600mと高い場所にあるため冬季に入るとマイナス10度まで温度が下がり、とても過酷な現場へと変化します。
ただ、そこから見る景色はとても雄大で秋口になると正面に見える東背振の山脈が赤や黄に色づき、綺麗な紅葉を一望することもできます。

 

天山石の品質

色が違うように石にもそれぞれの品質があります。
基本的に石は硬度が高く、吸水率が低いほうが良質な石とされています。
その中でも天山石の品質は業界の中でもトップクラスの品質で、硬度・吸水率ともに
高スコアを出しており、経年劣化が少ないことでも有名な石です。
弊社でも採石された石を専門の施設で実際に試験してもらっております。

建設材料試験成績書

吸水率・硬度による違い

 

石の硬度が低ければ吸水率も高くなり、時間が経過するにつれ表面の艶落ちや破損、シミや変色といったリスク上昇があり『石自体の劣化が早い』のが特徴です。
その点、天山石は上記で説明したように主に墓石材として使われている石の中でも優秀な石に分類されています。

天山石の歴史

天山石の産地、唐津市七山は海や川が近い事で生産や輸送の地の利を得ていたと云われています。そして今の小城市牛津町の砥川に石工集団が集住し、その名声は広く世に知らせていました。江戸時代の初期、慶長7年からの唐津城の築城の際も砥川石工と呼ばれる集団が活躍して天山石を使用したと歴史書に記述されています。
しかし本格的に天山石が注目を浴び採掘されだしたのは昭和の時代になってからだと云われています。

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